米国祝日🍕

10月11日(10月第二月曜日)は、1492年10月12日にクリストファー・コロンブスによるアメリカ発見・到着を祝う祝日です(だった?)。

連邦政府によって祝日になった1934年当時は、イタリア系移民への差別がひどく、イタリア系アメリカ人をアメリカ社会に認める目的で、イタリア人だったコロンブスアメリカへの貢献を祝うために設定された、と以前に友人から聞いた。

そんなD&Iの走り的なコロンブス・デーだけど、アメリカ先住民にとってはコロンブスの到来は悲しい歴史の始まりということで、反対運動もあり、最近では「Indigenous Peoole's Day(先住民の日)」という呼び方に変えようとする流れがあり、実際にそういう呼び名にしている地域も多いらしい。

 

時代は変わるものだし、時代に応じて臨機応変に変わっていけばいいと思うけど、なんとも複雑な気分になる。

でもって、勝手に地域で祝日の呼び方変えるのありなん?!と驚く。(10月は神無月だけど、出雲だけ神在月と呼ぶってレベルじゃないよなぁ…でも日本の例だど、これくらいしか思いつかない。)

 

アメリカ人ではないので、よその国の祝日問題に意見を言う立場ではないから、基本的に周りに合わせて流されます。とりあえず今の職場は「Indigenous People's Day」と呼ぶらしいので、今年はそう呼ぶ。

 

いやはや祝日の名前一つとっても何が正しくて、何が誰かの気分を害するのか分からない。

D&I、進めば進むほど喋りにくい社会になるという矛盾。

そうなると、商業的に深く考えずになんに対してもただ「ウェーイ🎉」と言ってお祝いしとくのが無難という皮肉。

 

結局、なんのための祝日なんだろう。職場のみんなとピザを食べる日だ。というのが今年の結論でした。